
御朱印集めを始めると、気になるのが「御朱印帳って神社とお寺で分けた方がいいの?」という疑問。
SNSやネットでも「分けるべき」「気にしない」などさまざまな意見がありますが、実際のところどうなのでしょうか?
この記事では、御朱印帳を神社と寺で分ける理由や背景、分けなかった場合の問題点、現場でのマナーなどを、初心者にもわかりやすく解説します。
御朱印をより気持ちよく受け取るために、知っておきたいポイントを丁寧に紹介します。
目次
神社とお寺、そもそもの違いとは
御朱印帳を分けるべきかを考える前に、まず神社とお寺の違いを簡単に理解しておきましょう。
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神社:日本古来の宗教「神道」に基づく施設。自然や祖先、神々を祀る場所。
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お寺:仏教に基づく施設。仏像を安置し、仏様の教えを広める場所。
つまり、信仰の対象も、宗教的な背景も異なるのです。
この違いが、御朱印帳を分けるべきかどうかの議論につながっているのです。
なぜ御朱印帳を分ける人が多いのか?
御朱印帳を分ける理由には、以下のような背景があります。
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宗教的な区別を大切にするため
神道と仏教は異なる宗教です。そのため、御朱印帳に神社と寺の御朱印が混在することを不敬と感じる方もいます。
特に、古くからの伝統や信仰を大切にする神職や僧侶の中には、この点を気にされる方もいます。 -
御朱印所で断られるケースがあるため
まれにですが、「他宗教の御朱印がある帳面には書けません」と断られることも。
このような事態を避けるために、あらかじめ神社用と寺院用で分けておく人もいます。 -
見た目や管理のしやすさ
御朱印帳を分けることで、旅先での記録や整理がしやすくなるという実用的な理由もあります。
分けなかった場合に起こり得ること
御朱印帳を神社とお寺で分けずに使った場合、基本的には問題なく受け取れるケースが大半です。
実際、現代の神社仏閣の多くは柔軟な対応をしてくれます。
ただし、以下のようなことが起こる可能性もあるので注意が必要です。
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御朱印を断られる(非常に稀)
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受け取る際に説明や注意を受ける
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自分自身が後から気になってしまう
また、寺と神社が同じ場所にある「神仏習合」のような場所では、逆に両方の御朱印を同じ帳面で受け取ることが歓迎される場合もあります。
つまり、「絶対にNG」というわけではなく、「場によって対応が違う」というのが実情です。
分ける・分けない、どちらが正しいの?
結論から言えば、「どちらが正しい」というルールはありません。
御朱印は本来、「祈りの証」や「参拝の記録」として個人のためにいただくものであり、形式よりも気持ちが大切です。
しかし、場所や相手(神職・僧侶)の考え方によっては、宗教的な配慮が求められる場面もあります。
そのため、次のように考えるとよいでしょう。
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迷ったら分けるのが無難(トラブルを避けられる)
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すでに混在していても気にしすぎなくて大丈夫(信仰心があれば問題なし)
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その場で丁寧に確認・相談すれば安心
分けることが「正しさ」ではなく、相手への敬意があるかどうかが大切なのです。
気持ちよく御朱印をいただくためのマナー
御朱印帳を分ける・分けないに関係なく、御朱印をいただく際には以下のマナーを守りましょう。
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必ず参拝してから御朱印をお願いする
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神社では「お願いします」、お寺では「御朱印を頂けますか」と丁寧に言う
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書いてもらっている間は静かに待つ
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お礼はしっかり伝える(「ありがとうございました」)
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御朱印帳は丁寧に扱う
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他の宗教のページを開かない配慮も◎
また、混雑時や御朱印帳が新しい場合は、「神社用です」「お寺専用です」など一言伝えると、相手もスムーズに対応できます。
まとめ:御朱印帳は“分ける配慮”が心を整えるきっかけに
御朱印帳を神社とお寺で分けることは、形式的なルールではなく、相手や文化への“敬意”の表れです。
分けることで、より深く祈りや文化に向き合えるきっかけになるかもしれません。
とはいえ、すでに混在していても気にする必要はありません。
大切なのは、形式よりも気持ち。あなたがその場所を尊び、心を込めて参拝しているかどうかです。
御朱印は、単なる印ではなく、「あなたの心の旅」の記録です。
その旅がより心地よいものになるよう、御朱印帳の扱い方にも少しだけ意識を向けてみてはいかがでしょうか?

