
神社で授かるお守りは、私たちの生活に安心や心の支えを与えてくれる存在です。
しかし、「違う神社のお守りを二つ持つと神様がケンカする」と耳にしたことはありませんか?
交通安全のお守りと縁結びのお守り、学業成就と健康祈願など、複数のお守りを持ちたいと思う場面は多いもの。
実際のところ、違う神社のお守りを二つ持つことに問題はないとされています。
大切なのは、そのお守りをどう扱うか、そして神様への感謝の気持ちです。
この記事では、「違う神社のお守りを二つ持つのは良いのか?」という疑問を、神道の考え方や参拝マナーをもとにわかりやすく解説していきます。
目次
違う神社のお守りを二つ持つのはNG?
「神様がケンカする」という俗説について
昔から「お守りを複数持つと、神様同士がケンカする」という俗説があります。
これは、お守りのご利益が打ち消し合ったり、神様の機嫌を損ねたりするのではないかという不安から生まれた考え方です。
しかし、神道はそもそも八百万(やおよろず)の神々を信仰する多神教です。日本の神様はそれぞれ役割を持ちながら共存しており、互いに争う存在ではありません。
したがって、違う神社のお守りを二つ持つことは問題ないと考えてよいのです。
八百万の神々という考え方
日本の神道では、山にも川にも森にも神が宿るとされ、数え切れないほどの神様が共存しています。
交通安全の神様、学問の神様、縁結びの神様…と、それぞれが専門分野を担当しているイメージです。
たとえば、医者に内科と眼科があるように、神様もそれぞれの役割を持っています。
「交通安全のお守り」と「恋愛成就のお守り」を一緒に持つことは、複数の専門医に診てもらうようなもので、自然なことなのです。
違う神社のお守りを持つ意味
ご利益を分け合うという考え方
お守りを二つ持つことは、それぞれの神様から別々の分野でサポートをいただく行為です。
交通安全のお守りが「日常の安全」を守り、縁結びのお守りが「人とのご縁」を育む。こうして役割が分担されるため、ご利益がぶつかり合うことはありません。
お守りは“応援”の象徴
お守りとは、「持っている人を見守りますよ」という神様からのメッセージの象徴です。
「願いを叶えてもらう道具」ではなく、「自分の努力を応援してくれる存在」だと考えると、複数持つことに違和感はなくなります。
むしろ、自分の人生に必要なサポートを神様から受け取る手段として、複数持つことは前向きな行動なのです。
お守りを複数持つときの注意点
粗末に扱わない
いくら複数持っても問題ないとはいえ、鞄の底に放り込んだり、財布の中でぐちゃぐちゃになってしまったりするのはNGです。
お守りは神様の分身ともいえる存在なので、清潔な場所に大切にしまうことが基本です。
感謝の気持ちを忘れない
お守りを持つときは、「神様に守っていただいている」という感謝の気持ちを持つことが大切です。
「叶えてくれなかったから捨てる」といった扱い方ではなく、「見守ってくれてありがとう」と感じながら日々を過ごしましょう。
古いお守りの返納について
お守りは永遠に持ち続けるものではなく、通常は一年を目安に返納するのが習わしです。
いただいた神社に返すのが基本
一番望ましいのは、そのお守りを授かった神社に返すこと。
感謝を込めて返納し、お焚き上げをしていただくことで、お守りとしての役目が終わります。
近くの神社でもお焚き上げ可能
遠方の神社でいただいたお守りの場合、返しに行けないこともあります。
その場合は、近くの神社に相談し、お焚き上げをお願いすることも可能です。
郵送で受け付けている神社もあるため、事前に調べてみると安心です。
まとめ|お守りは神様からの優しいサポート
違う神社のお守りを二つ持つことは、決して問題ではありません。
神様は互いに争う存在ではなく、それぞれが役割を持ちながら私たちを見守ってくださる存在です。
大切なのは、複数持つかどうかよりも、どのように感謝して扱うかということ。
お守りは願いを叶える魔法道具ではなく、神様からの応援の象徴です。
毎日を誠実に生きながら、感謝の気持ちを持ってお守りと向き合うことこそが、本当のご利益につながるのではないでしょうか。

