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お守りの持ちすぎってよくないの?と感じるあなたへ
受験、厄年、交通安全、家内安全…
気づけばバッグの中にいくつものお守りが。
ふと「こんなに持っていてもいいのかな?」と思ったことはありませんか?
中には「お守りをたくさん持つと神様同士が喧嘩する」なんて話を聞いて、不安になった方もいるかもしれません。
けれど実際には、そのような言い伝えの多くは誤解や迷信に過ぎません。
この記事では、「お守りはいくつまでOK?」「神様は本当に喧嘩するの?」といった素朴な疑問について、
神社やお寺の見解、信仰の考え方を交えながら、わかりやすくご紹介します。
噂の真相:神様が喧嘩するという話は本当?
「お守りを複数持つと神様が争う」という説の由来
この話は、昔から日本に伝わる民間信仰のひとつで、
「神社ごとの神様の性格が異なる」
「相反する願いを込めるとエネルギーがぶつかる」
といった言い伝えから生まれたとされています。
例えば、勝負運を願うお守りと、穏やかさを願うお守りを一緒に持つと、願いが相反して効果が薄れる…という考えです。
しかし、これらは神道や仏教の正式な教義ではなく、あくまで**昔の人々の“感覚的なもの”**がベースになっています。
神道や仏教における神様・仏様の考え方
神道には「八百万(やおよろず)の神」という言葉があるように、
多くの神様がそれぞれの役割を持って共存しています。
喧嘩や争いではなく、調和と共生の世界観がベースです。
仏教でも、複数の仏様や菩薩がそれぞれの願いに応じて存在し、
「いろんな仏様に守っていただく」という考え方が自然と受け入れられています。
つまり、複数のお守りを持つことはごく普通のことであり、否定されるものではないということです。
実際の神社・お寺の考え方
神社はどう言っているのか?
有名な神社では、次のような見解を公開しています。
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明治神宮の回答:
「お守りは複数持っても大丈夫です。神様同士が喧嘩するということはありません。」 -
住吉大社の神職の言葉:
「それぞれの願いを込めて丁寧に持つことが大切です。喧嘩するというのは誤解です。」
こうした見解を見ると、「お守りはひとつだけ」という決まりはなく、
持つ側の心のあり方こそが大切にされていることがわかります。
お寺の対応も同様
仏教でも、複数の仏様に祈ることを否定する教えは存在しません。
むしろ、目的に応じて仏様を選び、願いを託すのが自然なこととされています。
お寺で授かったお守りと、神社のお守りを一緒に持っても、まったく問題はありません。
お守りを上手に持つためのポイント
目的ごとに持ち分ける
たくさん持つこと自体に問題はありませんが、次のように用途別に使い分けるのがおすすめです:
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交通安全のお守り: 車内やキーケースに
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合格祈願: 筆箱や学習机の上
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健康祈願: 枕元やカバンに
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厄除け: 常に身につける(ポーチや財布)
同じ種類のお守りを複数持つのは?
同じ願い(例:健康祈願)のために、異なる神社のお守りをいくつも持つのもOKです。
ただし、「大切に扱える数」であることが理想。
お守りは「持っていることで安心できる」「祈りを託している」という気持ちが重要です。
古いお守りはどうする?
お守りには有効期限はありませんが、1年を目安に新しいものへ更新する人が多いです。
古いお守りは、授かった神社やお寺に返納するか、近隣の神社にある「古札納所」に納めましょう。
遠方の場合は、郵送で受け付けてくれるところもあります。
心の在り方が何より大切
お守りは神仏との“つながり”の象徴
お守りは、神社やお寺での祈りを形にしたもの。
つまり、あなたの「願い」や「想い」が込められた心の支えです。
複数あっても、雑に扱ったり、単なるアイテムとして乱雑に持つのではなく、
「ありがたく持たせてもらっている」という気持ちが大切です。
神様同士が喧嘩するというのは人間的な発想?
実際、神社関係者の多くは
「神様が喧嘩するという発想は、人間の世界を投影してしまっているに過ぎない」
と話します。
神仏の世界は、人間のように嫉妬や対立があるわけではなく、
それぞれが調和しながら見守ってくれていると考えられています。
まとめ:お守りの数よりも、感謝と敬意を忘れずに
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複数のお守りを持つことに問題はなく、神様が喧嘩するという話は迷信に近いものです。
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神社やお寺も「複数持ちOK」としており、心を込めて持つことが大切とされています。
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お守りをたくさん持つ時は、目的別に整理し、大切に扱うよう心がけましょう。
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数よりも大切なのは、「神仏とのつながり」への感謝と敬意です。
お守りはあなたの毎日を見守ってくれる心の存在。
安心して、自分らしく付き合っていきましょう。
✅ 要約
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「お守りをたくさん持つと神様が喧嘩する」は民間の迷信に近い話
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神社・仏教ともに、複数の神仏が共存する世界観を持っている
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神社やお寺も「複数のお守りを大切に持つことは問題ない」と公言
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お守りの数よりも、祈りを込めて丁寧に扱う心が重要
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用途別に整理し、古いものは感謝して返納するのが理想的

