八福神って誰?|地域で変わる“八人目”の神様と福神トリビア

「七福神は知ってるけど、八福神って誰が入ってるの?」
そう思って検索する人は意外と多いようです。

実はこの“八福神”という言葉、全国どこでも同じ神様が並んでいるわけではありません。
七福神がベースにあるのは確かですが、そこに加わる“八人目”は地域によってさまざま。

この記事では、「八福神って誰?」という疑問に、ちょっとマニアックな視点も交えて答えていきます。
神様のキャラ設定のような個性や、地域によるユニークな違いもご紹介します。

八福神に「公式メンバー」はいない

まず押さえておきたいのは、八福神には全国共通の“公式メンバー”は存在しないということです。
七福神は比較的構成が固定されていますが、八福神は地元の事情・信仰・歴史的背景に応じて八柱目が加わった構成です。

つまり、“八福神って誰?”という問いには、「地域による」としか答えようがないのです。

七福神の「福の担当分け」

八福神の話をする前に、七福神の“役割分担”をざっくり確認しておくと理解が深まります。

神様 得意分野
恵比寿 商売・漁業
大黒天 食・財・家庭運
毘沙門天 武運・勝負運
弁財天 芸術・金運・知恵
福禄寿 財・人徳・家庭運
寿老人 健康・長寿
布袋尊 福徳・穏やかさ

このように、七福神だけでも割とバランスが取れています。

では、なぜ“八人目”が必要になったのでしょうか?

「八人目の福神」はこうして選ばれる

八福神の構成は、観光ルートや地域文化をベースにアレンジされることが多いです。
八人目の神様が選ばれるときには、次のようなケースがあります。

1. 地元にとって特に信仰の厚い神様

例:東京・中央区の水天宮
→ 安産祈願の神様として全国的に有名

2. 巡礼ルートの距離や地理的な都合

例:神社の数が7つだとバランスが悪く、もう1社足してちょうどよくする

3. 特定のご利益を補完するため

例:交通安全、縁結び、学業成就など、七福神にない分野を加える

このようにして、八柱目の神様が“地元の代表”のように加わっていくのが、八福神の成り立ちです。

実は“七福神”も時代で入れ替わっていた

「七福神」と言えば固定メンバーと思われがちですが、実は歴史の中では構成が何度か変わってきた記録もあります。

  • 中世には“吉祥天”が入っていたことがある

  • 一部では“大黒天”の代わりに“宇賀神”が入っていた例も

  • 「七福神」ではなく「三福神」などの地域バージョンも存在

つまり、七福神自体が柔軟な構成だった歴史があり、八福神もその延長線上にあると考えられます。

よくある“第八の神”の例

では、八福神に加えられることの多い「八人目」の神様には、どんな例があるのでしょうか。いくつか代表的なものをご紹介します。

神様名 役割・ご利益 よく加えられる地域例
水天宮 安産・子授け 東京(中央区)
猿田彦命 導き・道開き 神奈川、三重など
住吉三神 交通安全・海上安全 東京(佃)、大阪(住吉区)
吉祥天 美・繁栄 奈良、京都など
天御中主神 天地創造の神 関東圏で一部採用あり

このように、その地域で昔から信仰されている神様や、日本神話に登場する重要な神が選ばれる傾向があります。

雑学:八百万(やおよろず)の中の“八”の意味

「八福神」の“八”という数字には、次のような意味が含まれます。

  • 末広がりの縁起数字として古来から好まれている

  • 「八百万の神」にも見られるように、“たくさん”の象徴

  • 数字の8は、横にすると「∞」=無限とも解釈される

このように、「八福神」の“八”も、単に数を増やしただけでなく、福が限りなく続くようにという願いが込められているとされています。

まとめ|「八福神 誰?」の答えは“地域しだい”

  • 八福神には全国共通のメンバーは存在しません

  • 七福神に“地元の神様”を加えた構成が多く、地域によって異なります

  • 追加される神様には、水天宮、猿田彦命、吉祥天などが多い

  • 八福神は、信仰+文化+観光が融合した“柔軟な巡礼スタイル”です

つまり、「八福神 誰?」という質問には、
**「それは、どの地域の八福神かによります」**というのが正確な答えになります。

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